いいもの王国
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ミーコが死んでから日を重ねるごとに、死に目に会えなかったと言う事が重く
のしかかってくるようでした。
それは負い目?後悔?慙愧?自己嫌悪?何と表現すればよいのか分かり
ませんが、毎日泣いていました。
通勤の途中でも涙がこみ上げてきます!仕事をしていても涙が流れます!

時を元に戻して欲しい!もう一度ミーコに会いたい!もう一度ミーコを抱きし
めたい!もう一度!もう一度!と願ったところで無駄と知りつつも願わずに
いられなかった。
毎晩のように枕に顔を埋めて泣きました。

浴びるようにお酒も飲みました。
お酒を飲んだところでどうなるものでもない!哀しい事に変わりはない!
ただ悲しくて、苦しくて、悔しくて、畳をドンドンと拳で叩いて・・・・・・・
どう自分を律すればよいのか分かりませんでした。

15年間ミーコと一緒に寝ていたので、いつのまにか私はおかしな寝方をする
ようになっていました。
寝返りをうつ時、一度肘で体を支えて上半身を浮かせてから右や左にいく
のです。
まだチビだった頃のミーコを押しつぶさないようにと無意識のうちに、そんな
癖がついていました。
時折体を浮かせた状態で、フト目を覚まし、あぁ〜もうミーコはいなかった!
と気付き又涙しました。

ペットロス症候群が完全に治りきらないうちにバタバタと結婚が決まり、
ミーコと過ごした我が家に母を残して、私は新居に引越しをしました。
実家からは3駅の所でしたから母もさほど反対する事もなくスンナリと決まり
ました!ミーコと暮らした場所から離れた事がひょっとすると良かったのか
どうか・・・・・・・発作的に泣き出すと言う事はなくなりました。

それでも、折にふれてはミーコを思い涙を抑える事は出来ませんでした。
そんな頃に野良猫の親子が私達夫婦のアパートの庭にやって来るように
なりました。
可愛い子猫たちを従えて部屋の前を通り過ぎて行く姿に、時に声をかけ
たいと思ったこともありました。

でも、出来ませんでした。
何だかミーコを裏切るような気がして・・・・・・・臨終の、その瞬間に立ち会
ってやることもせずに、どの面下げて、他の猫を可愛いなんて言えるんだ
私の中の私が、そう言っている様な気がしました。
きっと、まだ完全には立ち直っていなかったのでしょうね!

それからさらに時間が経過して、1匹のシャムネコと出会い、そのシャムに
子猫が誕生し、その世話に明け暮れるようになって、ようやく!立ち直れた
ような気がします。
時間の経過と猫が私をペットロス症候群から救ってくれたんです。

ペットロス症候群
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