ちびの写真は1枚もありません!
こんな感じの黒に白が入った子でした。


私が一番最初に暮らした猫は、チビと言います。
ある朝、ゴミを捨てに外へ出ると、通りの反対側で犬が黒い塊に向かって吠えていました!
何だろうか?と近寄ってみると猫の赤ちゃんが小さな体で一丁前にフー!と犬に向かって
威嚇しているではありませんか!思わず笑い出してしまいました。
手乗りサイズの子猫が、やっと目が開いたくらいのチビが精一杯毛を逆立ててフー!フー!
とやっている姿は可愛らしくもありました。
犬を追い払い、子猫を家へ連れて帰りました!まだ満足に歯もはえ揃ってない赤ちゃん猫です。
お皿からミルクを飲む事がうまく出来ません。
哺乳瓶と猫用の粉ミルクを買って来て飲ませてみました!4本の足で、しっかりと哺乳瓶を
抱きかかえるような格好でチューチューと一生懸命飲んでいました。
それから1週間くらいでチビは哺乳瓶の乳首を噛み切ってしまいました!それが合図だったかのように、
その後はお皿からご飯を食べるようになりました。
夜になるとちゃんと私の布団の中にもぐりこんで来て腋の下で腕に抱きつくようにして寝ます。
それから、しばらくはチビとの楽しい日々が続きました。
当時、私の父が長期の入院をしていました!父は大の猫嫌いで、もし父が家にいたら、
チビを家に連れて来る事はなかったでしょう!
ところが、ついに!父の退院の日が来てしまいました!本当は喜ぶべき事なんですが
チビの事を考えると、もう少し入院していれば良いのになぁ〜!と親不孝な私は思っていました。
私はチビを私の部屋に隠して、父には内緒で飼い続けようとしました。
そんな事は所詮、無理な話でした・・・・・・・・とうとう父に見つかってしまいました。
一度はチビを抱いて家出の真似事もしましたが母に泣きつかれて・・・・・・
私は泣きながらチビを捨てに行きました。
チビは事情を理解していたのでしょうか?1回だけ振り返って私を見てニャ〜と一声あげて、
スタスタとよその家の庭へ入って行きました。
チビごめんね!誰か優しい人に飼ってもらえますように!そう祈るだけでした。
早く大人になりたい!早く学校を卒業して社会人になりたい!そう思いました。
早く独立して!猫と暮らせるようになりたい!こんな哀しい思いはしたくない!!
これが、私の一番最初の猫との暮らしであり、最初の哀しい別れです。
その後、しばらくして両親が離婚した為に私と母は引越しをして、
チビとは2度と会う事は出来ませんでした・・・・・・・