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Neko

駐太郎と言う名前は駐車場から連れてきたので、そんな名前をつけてしまいました!
駐車場に住んでいた太郎君(男の子の意味)ちょっと可哀想な気がしていますが・・・・・
この子の事もブログに書いてありますので詳細はブログを見てネ!

駐太郎は駐車場にいた頃はクロちゃんと呼ばれていました!紛らわしいので、ここからはクロちゃんで
統一する事にします。
クロちゃんは子供の頃はお爺さんと暮らしていたのですが、そのお爺さんが亡くなってノラになってしま
いました!でもクロちゃんはお爺さんと暮らしていたアパートから離れませんでした。
クロちゃんとお爺さんが暮らしていたアパートのまん前が駐車場で、クロちゃんの暮らした部屋の窓が
駐車場に面していて、そこからクロちゃんはいつも出入りしていたようでした。

窓には小さなバルコニーが付いていて、そのバルコニーの下がクロちゃんのお気に入りの場所だった
みたいです!
クロちゃんはお爺さんが亡くなって空き部屋になってしまっても、そのバルコニーの下にいました。
何時まで経っても、その場所から去っていかないクロちゃんに同情した近所のお爺さんが一日に1回
クロちゃんに食事を運んであげていました。

それでも雨の日もあれば雪の日もある、そんな時はクロちゃんはご飯にもありつけなかったのです!
そうして3年の月日が流れたのです!

私がクロちゃんと始めて会ったのは確か10月か11月頃だったと思います!大介が死んで街で黒猫を
見かけるたびに、大介を偲んでいた時でしたから・・・・・・一瞬、クロちゃんが大介に見えたのです。
思わず大ちゃんと呼びかけていました!大!大ちゃん!と・・・・・するとクロちゃんはハスキーな声で
ヒャ〜ン!(クロちゃんはニャ〜ンでなくてヒャ〜ンと鳴きます)と鳴きながら傍にやって来てスリスリ!
私は心の中で、この一瞬で良い!大介でいて欲しい!と思っていました。

初対面にも関わらずクロちゃんはしゃがんでいる私の膝の上に上半身を乗せてきてスリスリしてくれ
ました!帰るときも駐車場の出入り口まで付いてきて、そこから先へは出れないのか?出入り口で
大声でヒャ〜ン!と何時までも鳴いていました!その声が耳について切なかったです。
でも、その時は、まだクロちゃんの境遇などは分からず大人の猫でもありましたし、連れて買えると
までは考えが及びませんでした。

クロちゃんのいた駐車場は私の家からは約5キロほどで、駅とは反対方向の住宅地の中にあり、普通
は通りません!その日会ったのは、偶然友人のアルバイトのピンチヒッターでそこを通ったのです。
ですから、多少は心に引っかかりながらも、いつしか日が過ぎて新年を迎えました。
5月頃でしたでしょうか?再びピンチヒッターでクロちゃんの住む駐車場の近くへ行きました!
半年も経っていますから、果たしているかどうか?と思いながら行ってみると!クロちゃんはワゴン車
の下で寝そべっていました!又しても私は大ちゃん!と呼びかけました!クロちゃんはヒャンと鳴き
ながら、直ぐに傍にやって来てスリスリ!しゃがみ込んで、しばらく遊んでいると、お爺さんがやって
来ました!するとクロちゃんは、もう私の方など見向きもせずにヒャンヒャンと言いながらお爺さんの
方へ走り去りました!その時、そのお爺さんが飼い主なんだろうと思い軽く会釈をしただけで私は
帰って来てしまいました。

8月の末あたりだったか3度目のピンチヒッターで又、クロちゃんのいる駐車場の前を通りました。
今度はクロちゃんの方が先に私に気が付きヒャンと声をかけてきました。
何だか少し元気がないような感じでした!飼い主のお爺さんが具合でも悪くて・・・・・・と少し気がかり
でしたが、その日も、そのまま帰って来ました。
でも何だか妙に気になってしかたがありません!思い切って駐車場に行って見ました!
そこでくだんのお爺さんに会い、クロちゃんの境遇を知りました!お爺さんは体調がすぐれず、クロ
ちゃんの事が気になりながらも3日ほど来れなかったとか、もし飼えるなら飼ってやって欲しいと言わ
れました!家にいるクーピーの事が少し気がかりでしたので即答は避けて家族と相談してみますと
返事をしました。

クーピーがかなり神経質な子で、しかも高齢です!クロちゃんも高齢とか・・・うまくいくかしら?・・・
クロちゃんも可哀想だし、クーピーも可哀想だし!2〜3日考えて、これも何かの縁だろうと思い、
クロちゃんを迎えに行きました!我が家へ到着してすぐに部屋の隅に隠れてしまいましたが、隅を
囲ってトイレとカリカリ、水を置いてあげると、すぐにカリカリを食べて水を飲み、猫用トイレで用を足し
ました!最初に飼っていたお爺さんがしつけていたようで猫用トイレは当然のように使っていました。

でも、翌日にはほんの僅かのスキをついて脱走!1週間かけて元の駐車場に戻ってしまいました。
連れ戻して、今度は注意して1週間は完全閉じ込め!その次の1週間は紐付きで散歩!
3週目にようやく自由に出入り出来るようにしてやりました。
外に遊びに行ってもちゃんと戻ってくるようになっていたので安心した矢先に再び脱走!今度は3日
で元の駐車場に戻りました。

無理に連れ戻す事が良いことなのか?分からなくなりました!お爺さんにもお願いして、私もエサを
駐車場に運ぶ事にして、クロちゃんを我が家へ連れてくる事はあきらめました。
年末になり、正月の間は、さすがに私も駐車場へ通う事にためらいがありました、お爺さんにしても
そうだろうと思い大晦日の日に正月の間だけ!と考えてクロちゃんを迎えに行きました。
真っ暗闇!さすがにアパートの住人も帰郷してしまったのか?どこの部屋も真っ暗でした。
駐車場にも車は殆どなく、暗闇で黒猫を探すのは難しい!小声でクロちゃんと呼んでみると何処から
ともなくヒェンヒェンと鳴き声が聞こえ黒い塊がすっ飛んできました!
抱き上げて「お正月くらい家であったか!あったか!で過ごそうね」と声をかけながら連れて帰り
ました!特に鳴きも暴れもせずおとなしく抱かれて車の窓から外を眺めていました。

我が家に着くと勝手知ったる何とやら!でムートンもどきのカバーの座布団の上で落ち着いて毛繕い
を始めました!ご飯はあっという間に平らげてクーピーの食べている様子をジー!クーピーはプイと
向こうへ行ってしまう!クロちゃんは待ってましたとばかりクーピーのご飯も平らげる!
そんな調子でお正月も過ぎ、2月になりましたがクロちゃんは脱走する事もなく我が家に馴染んだよう
な感じでした!3月に一度朝早くに飛び出して元の駐車場に戻りましたが、翌日の夜中に帰って来ま
した!5月にも一度、駐車場に戻りましたが、それを最後に、その後は駐車場に戻る事はなくなりま
した!そして2年間はクーとも何とか一緒にくっついて眠るようになり平和な日々が続きましたが・・・・
あと1ヶ月で丸3年になると言う11月に息を引き取りました。

最後は、もう満足に歩く事さえ出来なくなっていました。
入院させて手術をするにも麻酔をかけるのは高齢の為危険だと言われ・・・・・・・毎日通院して点滴を
受けましたが、まったく効き目がなく、土曜日の日に月曜日まで獣医さんへ預けるかどうか?
迷った挙句に連れて帰ってきました!片時も離れたくなかったのです!おそらく助からないと思い
ました!月曜日までもう持たないような気がしました!病院の檻の中で死なせたくなかった!

そして日曜日の夜中、もう月曜日になっていたかな?午前0時を過ぎて断末魔の絶叫のような鳴き声
をあげて大量の血を吐いて息を引き取りました。
私が病院嫌いで医者不信!のせいで病院に預けなかった事が死に繋がったかもしれないけど・・・・
大介の時と同じような気持でした。
猫が病院が好きな訳はないし毎日病院通いで、点滴も辛かったろうと思いました。
完全に治るならともかく、わずか3日やそこら長くいきれたとして、その間、病院通いで点滴と注射!

それなら我が家で死なせてやりたいと思いました!3日やそこらの事なら、もういいよね!と!思った
のですが・・・・・それは私の考えであり、私の気持の問題で、果たしてクロちゃん事駐太郎はどう思
っていたかは永遠の謎かもしれない!駐太郎は幸せだったのかどうか?もっと短い一生になったと
しても、住み慣れた駐車場にいた方が幸せだったかもしれない?!
猫にとって幸せとはどんなものだろう?私が考える幸せというものが必ずしも猫にとっての幸せとは
言えない気がする!人に飼われる事が本当に猫にとって幸せと言い切れるのだろうか?

猫と一緒にいたいと願ったのは私!片時も離れたくないと思ったのは私!愛しいと思っていたのも私
駐太郎はどう思っていたか?最初の飼い主を恋しがっていたかもしれない?古巣の駐車場に帰りた
いと思っていたかもしれない?!駐太郎の骨壷を抱きしめて「ごめんね!駐太郎!そして有難う!」
と語り掛けました!一番最初に出た言葉は「ごめんね」でした。

黒猫・駐太郎♪
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